内科や婦人科、耳鼻科などでは異常が見つからないのに、体調不良が続くとき、自律神経失調症が考えられます。
私たちの体にある自分の意思では制御できない自律神経は、交感神経と副交感神経というふたつの神経から成り立っており、交感神経は体の器官や臓器を活動的にさせ、副交感神経は交感神経が高まり過ぎないように休ませるといった絶妙なバランスによって、体を健康で正常な状態に維持してくれているのです。
ところが、極度のストレスや疲れ、不規則な生活などの外的な問題によって、その自律神経のバランスが狂うと、交感神経、副交感神経のどちらか一方の力が強くなり過ぎたり、互いの神経が上手くかみ合わなくなったりして、体のバランスが極端に失われ、各器官に様々な影響を及ぼしてしまうことが起こります。
このような状態を自律神経失調症と呼びます。
自律神経の乱れが要因となる自律神経失調症の症状には、めまいや立ちくらみ、低血圧など交感神経の働きが弱くなって血管の収縮が弱くなることで起こる起立性調整障害や、腹痛を伴う下痢や便秘などを起こす過敏性腸症候群、極度の緊張状態が続くことで筋肉の血流が悪くなり、頑固な肩こりと頭痛が続く筋緊張性頭痛や血管の拡張と収縮のバランスが崩れて起きる片頭痛などがあります。
他にも、体内リズムが狂ってしまう神経症不眠や、交感神経の過緊張状態が引き金となって起きる過換気症候群など、体中にはありとあらゆる場所に、原因がはっきりしない自律神経失調症の症状が表れます。
自律神経失調症が起こる原因はストレスなので、ストレスの原因を明らかにして取り除くことが必要です。
そこで、自分にとって何がストレスになっているのかを紙に書き出してみるなどして整理してみましょう。
また、精神的なストレスを取り除くため、十分な休養をとるようにしましょう。
また、自律訓練法というリラックス方があります。
やり方は、まず、仰向けになり、両手は体の横に少し放しておき、両足もやや開きます。
目を閉じて顔、肩、首をはじめ、全身に力を入れ、10秒静止します。
目を閉じたまま、体の力を抜き、息を長く吸って吐いてを繰り返します。
これを、少しずつ休みながら何度かトライしてみましょう。