心療内科とはどういうものなのか、主にどういった症状があるのかを紹介します。
心療内科とは、身体疾患のうち、発症や経過に心理的や社会的な因子が密接に関わる病気である心身症を主に診療する科です。
身体面だけでなく、心理面、社会面も含めた総合的な診療を行っています。
心療内科は、全人的医療学を内科の中で行っているのです。
それに対し、全人的医療学を各科・各領域で行うことを心身医学といいます。
各科で十分な心身医学が行われていないので、心療内科が内科領域以外の心身症も診療することになるのです。
理想は、各科で実践してもらうことです。
心療内科が間違えられやすい、「精神科」と「神経内科」について紹介します。
「精神科」とは、精神疾患を精神面より診療する科で、精神分裂症、躁うつ病、うつ病、不安障害や社会恐怖や強迫性障害などの各神経症、不眠症、てんかん、アルコールなどの薬物依存、痴呆、健忘、人格障害などがあります。
また、「神経内科」とは、脳神経系が炎症や変性などにより物理的に障害された病気を診る科で、パーキンソン病、脳梗塞、多発性硬化症、脊椎小脳変性症、三叉神経痛などを診療します。
呼吸器系では、気管支ぜんそくや過換気症候群があります。
消化器系では、胃・十二指腸潰瘍や腸腫瘍や過敏性腸症候群があります。
循環器系では、狭心症や心筋梗塞があります。
内分泌代謝系では、神経性食欲不振症や過食症があります。
神経系では、片頭痛や筋緊張性頭痛や自律神経失調症やまぶたの痙攣やめまいやしびれがあります。
泌尿器系では、夜尿症や過敏性膀胱(神経性頻尿)があります。
皮膚系では、アトピー性皮膚炎や円形脱毛症や多汗症があります。
その他、口腔乾燥症や月経困難症、月経前緊張症、更年期障害、不感症、不妊症などがあります。