治療法の中で、心理療法と呼ばれる主な4つの療法を紹介します。
医師が患者さんの話を聞いて色々なアドバイスをしたり、患者さんからの質問に対して適切な説明をしたり、会話を交わしながら進めていくのが簡易精神療法です。
簡易精神療法は、数ある心理療法の中でも、もっとも基本的なものです。
患者さんが安心して話せるよう、「受容」的な態度を心がけます。
患者さんの話をよく聞いて、その苦痛を理解し、「共感」します。
なにかと悲観的で自己否定的になってしまっている患者の存在を肯定し、「尊重」することにより、これだけで症状が改善することもあります。
自律訓練法は、自己暗示をかけることで心身をリラックスさせ、自律神経のバランスをととのえていく治療法です。
心身のくつろぎと統一、ストレスの緩和、心身機能の再調整を行うもので、心の方向から心身をリラックスさせることを目的にした自己コントロール法として広く用いられています。
具体的には、体の筋肉の緊張を解きほぐすことによって、中枢神経や脳の機能を調整し、本来の健康な状態へ心身をととのえていきます。
その人のもののとらえ方や思考などによって、病気が引き起こされていることがあります。
そこにひそむ問題点を少しずつ明らかにし、症状の改善を目指すのが認知行動療法です。
認知行動療法は、「刺激を受けたときの認知(考え方の癖や価値観、こだわりなど)に問題があると、体や行動面に悪影響を及ぼす」という考え方が基本となっています。
具体的な治療法は、まず、認知のゆがみにつながったきっかけを明らかにします。
次に、認知のゆがみを患者さん自身に気づいてもらいます。
そして、柔軟性をもった考え方に変えていきます。
交流分析とは、自分を分析してありのままの自身を知り、また他者との交流のしかたを分析して、明確になった問題点(自分の中の性格のひずみや問題のある対人関係)を改善していこうとする、心理療法です。
分析方法には、構造分析、交流パターン分析、ゲーム分析、脚本分析などがあります。